10 2024.11 あんたなんて。 / りりあ あんたなんて。 りりあ 嘘だよ、そんなこと思ってないよ。ねぇ……ごめんね。こんな私で……ごめんね。 らんま1/2のエンディングですね! そうとは知らずに聞いて後から知ったんですが、ぴったりの曲ですよね。甘酸っぱくもほろ苦くもある、10代の青春って感じがすごくいい。 大人になるとこういう気持ちを忘れてしまうので、たまに聞いて思い出したいものです…………高校生のときが懐かしいなァ。 idea memo 「あんたなんか大っ嫌い!」て言った後のこと―― 鷹「…………」がっしり腕を掴まれる。腕を引かれて胸の中に。俯いたまま、目頭に熱が集まってくるのになんとか耐える。背中に腕が回されて、トントン――「嫌いでもいい……」ハッと顔を上げた。泣きそうな彼の顔。それでも彼は、優しく言う。「それでいい」ぎゅっと抱き締められる。まるで大事なものを抱き締めるように、愛しさを込めて。「み……みほーく……」「俺は大丈夫だ。だから、」「っ~~~~」決して、自分の気持ちを押しつけようとしない。彼は、震える腕で私を抱き締めて、鼻を啜る。「好きだ」とも「愛している」とも言わない。その瞳が「行かないでくれ」「離れないでくれ」「傍にいてくれ」そう言っている、それでも、私は――こんな私でごめんね、ミホーク。 ボガード「……なまえ」両手の平を優しく握った彼が言う。「……すまない」謝罪をして欲しいわけじゃない。そんなこと、言わなくたって彼は知っている。それでも、彼は謝ってくれた。左右に首を振る。「今から狡いことを言う」にっこりと笑った彼は視線を落とす。伏し目になった彼の睫を静かに見つめた。瞼の下の眼球が揺れ動いている。緊張が指先から伝わってくる。私はゆっくりと息を吸って口を開いた。「……言わないで」瞬いた彼。「ごめん、ボガード。今は何にも言えないから、言わないで」「っ、」喉を詰まらせて、私の手をぎゅっと握る。揺れる瞳を真っ直ぐに見つめた。「だからさ。帰って来たときに聞かせてよ。今は大っ嫌いだけど、その時になったらボガードのこと、大好きになっているかもしれないからさ……その時に、また聞かせてくれない?」恥ずかしくって目が泳ぐ。ぱちぱちぱち、瞬く。ゆっくりと言葉を飲み込むように両目を見開いた彼の頬が赤く染まった。綺麗な朱色――くしゃり、目尻に皺を寄せながら笑うきらっきらの笑顔が輝いていた。 * * * ↓ 音量注意 Banner : suiren