10:ふいうち
ボガードの早朝自主練が発覚した後、どうやら主治医にもバレてしまったらしい。翌日に着替えを持って行ったらこってり絞られたんだと彼が言っていた。でもその甲斐あってか、見かねた主治医の先生が、ガープさんやら他の上の方達に連絡を取ってくれて、予定よ…
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09:愛してくちづけ
口付けの直後に息を整えていると、そのまま病室に連れ込まれた。ガ……タンッ、ガタン嫌な音を立てながら扉が閉まっていく。体が揺れて思わず抱きつく。耳元でクスリと笑う声。カチャン、鍵が閉まる。え、ちょっと待って言うよりも先に顔を上げた。どうしてそ…
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08:無理やりくちづけ
ノックをしても返事がない。寝ているのかな……? こっそり入った病室はもぬけの殻。ボガードがいない慌てて振り返った廊下の先には見慣れた人が立っていた。「おぉ、。今日も来ておったのか」「っ、ガープさん! ボガードがいないの!」にっこり笑ったガー…
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07:そっとくちづけ
「ボガード」声がした。ふわふわとした心地だ。俺は、死んだのか。ここは、天国なのか。ついさっきまでの地獄絵図とは違う景色。ここは……ここは、の故郷だ。一時期、が住んでいた島の海岸。少し前にを迎えに行ったときに一緒に歩いたところだ。「どうしたの…
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06:眠るひとにくちづけ
「さん……」「……さ、ん……」真横から声がした。誰かが私の名前を呼んでいる。……けど、どうしてか身体が動かない。「サカ……キ……ん、どう…………」「少し……ゆ……ったら……じゃ……」「……はい、…………」声は近いのに、会話が頭に入ってこない…
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05:指先にくちづけ
最近日課になりつつある夕方の散歩。その時は必ず港に行く。夕方なのは、船が戻ってくるのは明るいうちが多く、その大半が夕方だからだ。その時に返ってこなければまた翌日になる。毎日、毎日、水平線を見つめてボガードが乗る艦隊が現れないかと見守った。あ…
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04:指輪にくちづけ
ボガードが長期遠征に行って数日。想像していたよりも、冷静な自分がいて、もしかして私って薄情なのかなと思ったりしている。 あの日、ボガードから長期の遠征に向かう話を聞いた夜。あのときの彼の顔が脳裏に焼き付いて離れない。酷く悲しげで寂しげで。今…
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03:まぶたにくちづけ
深夜 最近、仕事が長引いて残業が続いている。遅くなる日は先に寝てくれていいと言っているので、帰宅したときにはもうは眠っていた。朝は顔を合わすが、それほど長くはない。スキンシップが足りない……そう思いはするが、どうしようもなかった。…
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閑話休憩――愛妻家
ボガードのお話は、サカズキさんの連載の『諸恋ひ』と同じ世界線のお話です。妻帯者のサカズキさんが出てきます。愛妻家な彼等のお話。 ボガードは本部の一室で大きなため息をついていた。彼は最近、何かに悩んでいるらしい。 「ボガードよ。そんなに大きな…
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02:頬にくちづけ
身体がすっかり回復してから、生活習慣の見直しをするように……とボガードからのお達しが出た。何なら働かなくてもいい! とまで言われたけど、今までずっと働いていた人が急に働かなくなったら逆にメンタルやられるんだよ!? 今すぐ海軍辞めてって言われ…
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01:額にくちづけ
海軍の朝はとても早い。特にボガードは真面目なので必ず予定時間よりも早めに家を出る。はじめは私も一緒に起きていたけれど、それに合わせていたら働きながら家のことをするのが難しい……ということに気付いたのはつい最近のこと。これは、そんなきっかけに…
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