炎拳_短編

行かないで、って目をしてる

「会いたいな……」小さな部屋の一室。ゆらゆらと揺れるランタンの炎を見ながら小さく呟いた。炎に映るかつての記憶。それは私がまだ十代のときの話。::「言われなくたって分かってる!」無理だと言い放った大好きな赤い髪の人に向かって大声をぶつけた。誰…