love at first sight

背中越しの温度

いきなりの急接近に面食らってしまった私はその後もどぎまぎ。車内での会話は先生の問いに答えるので精いっぱいだった。車に乗ってから30分くらい経ったときだろうか、シャンクス先生が言った。「もう少しで俺のオフィスに着きます。着いたら少し待ってもら…

ほんの少しだけ触れた、指

※シャンクス、クザンの苗字が出てきます(まぁまぁ適当に決めています)。日本人なのに横文字だらけで違和感凄いんですけど、こればっかりは仕方がないので暖かい目でご覧ください。------------------------ これは試合…

恋しいひと

まさかクザンさんにあれこれ言われることになるなんて思っていなかった。幸いなことに試合開始直前の笛が鳴ることで、会話が途切れた。クザンさんの興味はこれから始まる試合の方に向いている。はぁ助かった……。試合が始まる。サッカーの試合の始まりは、『…

明日が来る前に

最近、シャンクス先生と頻繁にRINEをするようになった。理由は簡単で、ルフィの復帰戦の時に交わした食事に行く約束をまだ果たせておらず、日程の連絡を取り合っているから。私の休みとシャンクス先生の休みが合わなくて調整中というのもあるけれど、どち…

記念日には

ルフィの復帰試合、2対1で勝つことが出来た。なんて幸先が良いのだろう。まるでルフィのこれからを暗示しているように思えてとても嬉しかった。フェンスの向こう、グラウンドの中でルフィが飛び跳ねている。目が合うと、大きく両手を振ってくれた。それを見…

離れ離れの時間

復帰戦、当日エースとルフィは、前日からチームのみんなとバスで会場へ向かっている。私とサボは、当日の早朝に家を出て、高速道路に乗って会場へ向かうことになっていた。「よし、忘れ物は……ないかな?」「準備はできたか?」「うん。差し入れのウィダーは…

守るべきもの

ルフィの復帰戦の前の週、父さんとRINEをしていたときのことだ。     そのままの流れで、シャンクス先生にRINEをしてみることに。::今日は日曜日。今はサッカーの練習の真っ最中だろう。す…

そのひとは誰

待ちに待った食事会の当日。待ち合わせ場所に現れたのは、待ち焦がれたその人とその兄だった。サボなぜお前がここにいる。「お構いなく、先生」そう言ったサボの瞳はこちらを睨みつけているようにも見える。かつての青臭い姿はもう見えない。サボはすっかり大…

君が困らないといいけれど

今日はシャンクス先生とお食事の日。「……えぇっと?」「……すみません。ついてくると言って聞かなくって、ですね」「どうも、先生。こんにちは」「……サボ、お前……仕事はいいのか? 忙しいんだろう?」「お構いなく、先生」私の隣には何故かサボが立っ…

料理は愛情

仕事を終えてから、クザンさんと合流した。駐車場にある愛車までの道すがら聞かされたのは父の所業だった。「ほんっとうに、お久しぶりですね。最近は何していたんですか?」「あぁ、最近までドラゴンに連れていかれて向こうに行っていたんだよ」「え”……」…

声を聴かせて

先日、「お礼がしたい」と自分から言っておきながら、結局何にも聞くことなく帰ってしまったということに家に帰ってから気がついてずっともやもやしている今日この頃。仕事先の本屋でお会計作業をする度に思い悩んでいる。「はぁ~~……」「さん、最近元気が…

たとえ雨でも嵐の日でも

結局、「立ち話もなんですから……」と言われるがまま、待合室に入ることになった。部屋で二人きりになるとか気まず過ぎる。一体何を話したらいいのか……戦々恐々としていた私とは違って、シャンクス先生は気さくに話しかけて下さった。主にルフィが入ってい…