麦藁_短編

麦藁帽子の彼

甲板では調子のよい音楽が流れ、陽気なガイコツが飛び跳ねる。船体の先頭、サニーの上では麦藁帽子がリズムよく揺れていた。単調な音楽でも飽きることはなく。彼らはその調べに酔いしれるようにしてリズムを口ずさんでいる。「さぁ、次はパートに分かれて~ッ…

きみの心に触れさせて

「!」「どうしたの、ルフィ?」甲板で洗濯物を干す私に駆け寄ってくるルフィに手を止めて向き合う。「俺な、が好きだ!」「え、あ、ありがと」はにかみながら言ううちの船長に戸惑いつつもお礼を言った。ルフィはいつも突然だ。何をするにも唐突に言い出す。…