32:くるりひらりと舞うように 02
京楽隊長の部屋を出た廊下で、グリムジョーとウルキオラが心配そうに声をかけてくれた。「主、大丈夫か?」思いっきり泣いてしまったので、まだ涙が乾ききっていない。こんな姿の人間をどうやって扱ったらいいのか、破面が知っているはずもなく、二人とも立ち…
うつうつとうつる
32:くるりひらりと舞うように 01
尸魂界と虚圏改め の和平が結ばれてから、破面の国に尸魂界支部ができた。もちろん、メンバーは藍染惣右介をはじめとしたの面々だ。局長として、トップには藍染家当主であるが抜擢されると思われたが、ではなく、藍染惣右介が就任した。彼が支部長も兼任する…
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31:幕間 恋人の肩書 02
ようやく、着いた。山本元柳斎重國の目の前に、藍染とが並んで立つ。市丸と東仙は、他の隊長らと同じように、二人の背後へ離れて並んだ。山本含め、尸魂界側は怪訝そうに四人を見つめる。 シンと静まり返った中、口火を切ったのは山本だった。「…
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31:幕間 恋人の肩書 01
晴れ渡る青空の下、尸魂界と虚圏の和平締結を行う式典が、いよいよ、尸魂界にて執り行われる。式典会場は、開放的な空間に設けられ、瀞霊廷に立ち入れる者なら誰でも参観できるように準備されている。これは大変珍しいことだ。招待された各組織の代表らの数を…
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30:幕間 隣人の述懐
は季節問わず、漆黒の夜に包まれている世界である。ただ唯一、地下深くにあるエリアだけは例外で、そこには朝昼夜が存在し、天気や春夏秋冬が巡っていた。 最下層藍染惣右介は微睡みのなかから目を覚ました。最初に目に入ったのは愛おしいの寝顔で、心地よさ…
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29:幕間 友人の記録
が虚圏に移り住んでからしばらくが経ち、お気に入りの庭園を散歩するのが日課の一つになっていた。そこは藍染が彼女を想って造り上げた場所であり、隣り合う邸宅にもまた、同じ想いが込められている。は地下に用意された一角を殊のほか気に入り、今ではそこを…
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28:幕間 誰の赤い糸
尸魂界、一番隊隊舎 「お久しぶりです~、総隊長殿?」糸目の男が踏み込んだ瞬間、室内の空気が張り詰める。「あー、なんや、隊首会中でしたかァ? ちょうど良かったです。まとめて話が出来そうで」 事が起こったのは、隊首会開始直前で…
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27:幕間 私の青い春
虚圏に来てから数日が経過した。惣右介曰く、尸魂界とのやり取りは順調で、私は何も心配せずにここに居ればよいそうだ。彼のことだから、上手く言いくるめてくれたのだろう。尸魂界にいた時は、実験やら訓練やらで毎日忙しかったけれど、ここではただぼーっと…
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26:幕間 僕の愛い人
藍染惣右介が見つめる先には、縁側に座る一人の女性がいた。彼女は、彼が最も愛し、その人生における生涯の宝と呼べる存在だった。世界を滅ぼしてでも、彼は彼女の安寧を願っている。たとえ彼女の望みが己の理解の及ばないものであったとしても、彼はその意思…
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25:惹かれ合うふたりがひとつになるまで 04
情事を終えた後、ひと息入れていた。虚ろなに水を飲ませ、温かい布で体を拭いていく。布の擦れる刺激だけでも彼女にとっては毒らしく、誘う甘い声から耳を塞ぐのに随分苦労した。ほんとうの、本当に。ふしだらな液体に塗れたがこれ程美しいと思えるとは。やは…
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25:惹かれ合うふたりがひとつになるまで 03
久しぶりによく眠れた気がするパチリと開いた目に映った天井には、見覚えがあった。つい数時間前に眺めたものだ。ここは地下にある藍染家の屋敷に違いない。上体を起こす。だだっ広い部屋の真ん中で寝ているらしい。横髪が頬にかかる感触があった。結んでいた…
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25:惹かれ合うふたりがひとつになるまで 02
虚園に思い入れはない。必要に迫られて越して来た場所だ。緋沙羅の話の通り、もともとの計画にあったのでそのまま利用した。ただそれだけの場だ。その後、どうするかについては深く考えていなかった。はぁ……面倒だが、ここを離れるのであれば避けられないこ…
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