Eagle EyeⅡ

第16話 赤髪海賊団

ミホークさんの後に続いて船内の一室の前に立つ。扉を開けると、そこにはシャンクスさんとベンさんがいた。シャンクスさんは部屋に置かれた椅子に座り、ベンさんは立っていた。2人の視線がこちらに向く。「もういいのか?」「あぁ」ミホークさんに中に入るよ…

第15話 居場所

うっすらと目を開けて周りをみる。浮遊感があるなと思い、頭を上に向けるとすぐ傍にミホークさんの顔があった。まっすぐと前を向いている横顔。彼に抱かれていることに安堵した。と、歩みが止まる。すぐ横から、にゅっと差し込んだのはシャンクスさんの顔だ。…

第14話 襲撃

翌日「おはよう。親父」「おぉ、おはよう」昨夜のこと、一番安心していられるところはどこかと考えたら親父の顔が一番に浮かんだ。そのままの足で駆け込んだ。親父は二つ返事で同室を許可してくれて、部屋の隅っこのソファを借りて一夜を過ごした。……まさか…

第13話 火拳のエース

サッチのバカ! っていうか、親父のバカ! ここに着いてすぐに親父から聞かされた昔話昔は俺の筋肉一つ一つ数えて、親父と結婚する! って言っていたものだ。グラララララッって。大切な思い出なのは間違いないけれど、方向性におおいに問題ありだ。「………

第12話 真実

その日の夜親父との再会の後、イゾウとビスタと私は仮眠を取ることになって、次に目を覚ましたら辺りはもう真っ暗になっていた。なんだか少し損した気分。憂鬱になったのも束の間、マルコが晩御飯に誘ってくれた。:「っていう噂があるって親父に聞いたんだけ…

第11話 モビー・ディック号

暗闇が終わる薄明るくなってきた空が夜明けが近いことを知らせた。もうそんな時間になったんだ……山を登り切り、下った先に見えたのは小さな桟橋と小舟だった。さすが用意がいい。……あと少しだ。桟橋に着いたところでホッと息を吐き出した。あれからビスタ…

第10話 誘拐

「……?」目の前でひらひらと手のひらを振りながら、顔を覗き込んで来るイゾウ。ハッと我に返った。「……大丈夫か?」ビスタも心配そうに顔色を窺ってくる。腰を折って顔を覗き込んで来る様子は大きな体に似合わないけれど、ビスタらしい。……ようやく二人…

第9話 噂

次に目を覚ましたのは、日がどっぷりと落ちてしまった後だった。「…………」今は朝? それとも夜?「……というか、今日は何日?」貴重な島での時間、着いてからというもの、ずっとベッドで過ごしている気がしてならない。なんやかんや、起きるといつも隣に…

第8話 幸せの在り処

「ミホークさん……」「なんだ?」「ミホークさんって言葉の選び方がなんか……独特? ですよね」「なぜそう思う?」「だって、『控えめに考えても有罪』なんて、言うからですよ」「そうか……?」「はい。それにミホークさんに言われると……私ってギルティ…

第7話 愛し愛され*

「…………」ミホークさんは体を少し起こして、さっき着たばかりのシャツのボタンを1つ1つ丁寧に外していく。それはもう、じれったいくらいにゆっくりと。さらけ出されていく彼の肌は、布の上からは予想できないくらい、逞しい。細身の癖にしっかりとした腹…

第6話 迫られる決断

偵察から戻ったミホークは部屋の惨状にギョッとする。部屋の真ん中にあるベットにはおそらく風呂上がりに倒れ込んで、そのまま深い眠りついたであろうの姿。ベットの周りには脱ぎ捨てられたの服。取り敢えず、部屋に足を入れる。窓際にある机に仕入れてきたワ…

第5話 宿屋

久しい友人の残影に想いを馳せる嵐のように過ぎ去った彼らは船へ戻っていった。久々の再会は思っていたよりもカラッとしていて、なんだか今更になって泣きそうになる。2人とも元気そうだった。相変わらずのノリだったし。あの頃と何一つ変わっていない。他の…