無音_短編

ぼくは(きみと)幸せになりたい

久しぶりに会った彼は、相も変わらず、彼だった。やぁと軽く片手を上げてはにかむその様子は高校生のときとまったく同じ。変わったことと言えば、学生服がスーツになったこと……ぐらいなんじゃないだろうか。……なんて。もちろん年は取っているはずなんだけ…

骨が軋むくらいに

 ― 悲しい話なので注意 ― 好きな人ができた。一目惚れだった。その人はすごく背の高い人。でもね、いつも猫背だから縮んで見えちゃう。素顔はとっても可愛い人なんだけど、今は化粧なんかしちゃって。まるでピエロみたい。でもね、…

お願い、消さないで(150715)

海軍本部「そう言えばさっき見慣れない奴がいてなぁ」「見慣れない奴?」「そう、なんかフッサフッサの羽の付いたコートを着てて……」「それどこ?」「ん、お鶴さんの部屋の……」「ごめんちょっと用事ができた。これ任せた!」「え、おい!!」面倒な書類整…