Ben Beckman Root 02/02
受話器を取って、数秒。すごい大声でか!? と名前を呼ばれた。ハハッと笑うと電話の向こうの彼がとても優しい声色で「」と言った。あぁ、懐かしい。とても懐かしい声だ。目を閉じてその声に耳を寄せる。何度も何度も囁かれる愛の言葉に苦笑してしまう。とて…
Ben Beckman
Ben Beckman Root 01/02
「意外!」ノック音の後、勢いよく扉を開いて言った。頭の中ではずっと、「本当にあの人が来るの?」と疑問が渦巻いて、連絡ミスなのでは? と鐵てつを疑う程だった。そうして開いた扉。見上げた先にいたのは紛れもない、あの赤髪海賊団副船長、ベン・ベック…
Ben Beckman
Shanks Root 01/01
「こんなところで遊んでいいのですか?」赤髪のシャンクスさん?そう言うとその人はなんで? と素で返してきた。なんでって……「だって、今やあなたはこの海の四皇ですよね?」あのロジャ―の見習いのあなたがね……と続けて笑うと、うっせぇよと小さい声で…
Shanks
秘*Prologue 06/06 追加
「」「ん? どうしたのマルコ?」甲板の後ろの方の見張り台。そこに立つ私の後ろにマルコは立っていた。もう交代の時間? と首を傾げると、あぁと返事が返ってきた。「ちょっと待ってよ、先に私が出るから」「おいおい、大丈夫か」「大丈夫だって! もう何…
秘*Prologue
秘*Prologue 05/06
白ひげが死んだそれを聞いたのはこの遊郭の船に乗ってすぐのこと。あぁ、あなたは宣言通り逝ってしまったのね。「……エド」けれど、なぜか私の目から涙が出ることはなく。ただ、彼の名前を呼ぶ私の声が部屋に反響するだけだった。::頂上決戦から数ヶ月。私…
秘*Prologue
秘*Prologue 04/06
それからどんどん家族が増えていった。私の体は完全に回復し、度々戦場へと出るようにもなっていた。私の回復能力はマルコほどではないにしろ、秀でていたのだ。少々の傷は屁でもなかった。けれど、船に戻る度、回復しきった肌の上にある赤いシミをみた親父は…
秘*Prologue
秘*Prologue 03/06
次に目を開いた時、私はベッドの上にいた。ベッドで寝るなんて何年ぶりだろうかと思う。ベッド脇のテーブルには水が置いてあった。わ、水だ! 飛びつくようにして、その水を口に含んだ。私は実験のせいで年を取らない。そして、食事を取らなくても生きていけ…
秘*Prologue
秘*Prologue 02/06
私は、不老だ生まれつきじゃない。私が売られた研究所で行われていた研究。そこの被検体のうちの1人。そして、唯一成功した完成体、それが私だった。それは私が21歳の時のできごとだった。月日は過ぎ、その研究所も廃れていった。それ以降完成体が生まれる…
秘*Prologue
秘*Prologue 01/06
秘プロローグについてヒロインの過去の話です(遊廓に来るまでの話)。死ネタです。でも最後は悲しくないです。ちゃんと前を向いて歩いていけるような話になっています。このリンク以降の小説は秘プロローグを読まないと分からないこともありますので、ご注意…
秘*Prologue